シミュレーションセンターについて
シミュレーションとは、機材を用いて仮想的な方法で模擬動作を行なうことです。
飛行機のパイロットがフライトシミュレーターで飛行訓練を行なうように、シミュレーションセンターの機材には、単純な採血練習を行なうものから、迅速に対処しなければ死に至る不整脈治療訓練を行なう高度なものまで、さまざまな機材があります。当院のシミュレーションセンターは平成25年春に医師、看護師などの医学教育、医療の安全管理に貢献することを目的に開設されました。
機材には医療職以外の人が、専門的な器具や薬品なしで行える Basic Life Support(BLS、一次救命処置)すなわち、急に倒れたり、窒息を起こした人に対して、その場に居合わせた人が、胸骨圧迫や人工呼吸を、救急隊や医師に引き継ぐまでの間に行なう応急手当練習用のシミュレーターもあり、今後は病院スタッフだけではなく医療職以外の市民の皆様を対象とした講習会の開催も考えています。
シミュレーションセンター長 城野 晃一
SimMan3G
消化器内視鏡シミュレーター
フィジカルアセスメントモデル「physiko」
腰椎硬膜外穿刺シミュレーター「ルンバールくんII」
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エクスターンシップ
医学生を対象とした参加型の病院見学会です。1泊2日の日程でチーム医療や地域医療を学び、看護学生との合同症例検討会、シミュレータートレーニング体験、指導医や研修医によるレクチャー等のプログラムを体験します。
往復交通費支給あり、源泉かけ流し温泉付き職員宿舎の宿泊無料、イベント期間中のお食事付きです。
往復交通費支給あり、源泉かけ流し温泉付き職員宿舎の宿泊無料、イベント期間中のお食事付きです。
ハーフデイバック
ハーフデイバックとは、初期臨床研修医が行う週1回、半日のOff The Job Training の ことです。臨床の場から離れ、現場で経験した知識や技術について補完したり、臨床技能の向上のための教育・トレーニングを様々なかたちで実施しています。
静岡県東部地域初期臨床研修医合同研修
ふじのくに地域医療支援センター東部支部が主催となり、国の地域医療再生基金を利用し、年2回実施しています。医師の少ない静岡県東部地域で、研修医同士や地域の医師と交流を持ち、技術の継承、向上とともにつながりを深めることを目的としています。
こころざし育成セミナー
静岡県が主催となり、医学部(医学科)進学を目指す生徒に対し、実際の医療現場・医療従事者に接する機会を設け、医師を目指すことの意義について再認識してもらい、将来の静岡県の医療を支える人材を育成することを目的としています。