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第87回看護公開講座を開催しました

開催日2018年10月17日(水曜日)
内容「痛みと薬について」
緩和ケアチーム
   築地医師 山田医師 田中医師 森田薬剤師  杉本管理栄養士 増田心理士 二見MSW
   峯田作業療法士 佐野理学療法士  看護師 土屋貴子 原田里美 大竹志穂 林智春

1.「緩和ケア」ってご存知ですか?(大竹看護師)
 がんになった時、体や心の苦痛を和らげるのが「緩和ケア」です。
もし、がんになった時、病気だけでなくいろいろな苦痛と闘わなければいけないとしたら・・・。

「緩和ケアチームには、医師・看護師・薬剤師・栄養士・臨床心理士・ソーシャルワーカー、理学療法士などがチームとなって
患者さんと、患者さんの家族を支援します。

 痛みとは、身体的な苦痛だけでなく、不安やイラだち、孤独感といった精神的な苦痛や仕事の問題・
家庭の問題・経済的な問題からくる社会的な苦痛、人生の意味への問い・死への恐怖・自責の念
などのスピリチュアルな苦痛があります。どんな問題からも痛みは発生します。
痛みのコントロールには、医療用麻薬を使用することがあります。

 痛みは、皆さんの生きるエネルギーを奪います。
強い倦怠感は、もうなにも出来ない、という無力感を招きます。吐き気は、皆さんを一日中不愉快な気分にさせます。
気持ちの落ち込みは、皆さんの力を奪います。
「緩和ケア」では、痛みを取り除くことを第一に考えています。

2.医療用麻薬について(森田薬剤師)
 医療用麻薬は医師の指示通りに、痛みのある方が使う場合、中毒になる心配はないと言われています。
はじめのうちは、一般的な痛み止めからコントロールを始めます。
痛みのコントロールでは、まず痛みで眠りを邪魔されないことを目標とします。
次の目標は、安静にしていれば痛まないという状態です。。
そして、最終的な目標は身体を動かしても痛みが強くならないという状態です。
身体を動かしても痛みが強くならなければ、行動の幅を広げることが出来ます。

「緩和ケア」では、痛みを取り除くことを第一に考えています。
より自分らしい生活を送るために、痛みの治療は重要なものなのです。

       困ったことがあればいつでも声をかけてくださいね。

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