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第65回看護公開講座を開催しました

開催日2017年1月11日(水曜日)
内容・「肺気腫」ってどんな病気?~座ってできるCOPD体操~
・禁煙外来の紹介
呼吸器ケアチーム
稲葉 明子(5北)・飯田 直樹(臨床工学技士)・松永 絵利(集中治療室)・鈴木 直子(3南)・鈴木 健一(理学療法士)・高橋 涼(理学療法士)・小松 正彦(理学療法士)・和田 晋太郎(臨床工学技士)・大岩 真弓(特定ケア看護師)・小川 法之(特定ケア看護師)
禁煙外来チーム
小西 直人(外来)・鈴木 美香(外来)

講座内容・様子

 COPDについてのお話のあと、室内で椅子に座ったまま簡単にできるCOPD体操をみなさんと一緒におこないました。血中酸素飽和度測定を体操前に行い、ご自身の呼吸状態について理解を深めていただきました。
◎肺気腫ってどんな病気?
 COPD(慢性閉塞性肺疾患)のひとつです。大きな原因ひとつに喫煙があります。タバコの煙や大気汚染による有毒ガスや粒子により肺に炎症が起きて、肺胞が壊れてしまう病気です。肺胞が壊れてしまうと肺が膨張し横隔膜がさがってしまい、息を吸ったり吐いたりする機能が低下します。体に必要な酸素が足りず息切れや咳、痰が多くなります。さらに悪化すると動くことが困難な状態となり、心不全になり命にかかわることもあります。
◎治療方法は?
 壊れてしまった肺胞は元に戻ることはほとんどありません。ですから治療は病気の進行をできる限り防ぐこと、症状を和らげることが基本となります。禁煙とともに気管支に対するもの、炎症を抑えるもの、感染予防、去痰などの治療薬を内服していただく薬物療法、症状の悪化を予防する呼吸リハビリテーション、症状が進行して血液中の酸素が著しく不足した場合は在宅酸素療法などの治療があります。
◎検査は?
 胸部レントゲン検査や肺機能検査などを行います。
 
 今回の講座ではCOPDの説明を聞きながら、肺の模型で正常な肺と喫煙などで傷んでしまった正常な肺のふくらみ方の違いやたばこを10本水に溶かしたものなどを実際にみていただきました。実際に目でみていただくことで、喫煙の怖さなどを実感していただくことができたと思います。講座の後に、参加していただいた方からいくつかご質問がありましたので、ここでご紹介させていただきます。
Q、COPDと最近よく耳にしますが流行っていますか?
A、喫煙者の増加に伴い増えてきた疾患です。日本にはCOPDであるのに受診していない方が500万人以上いるといわれています。
Q、傷んでしまった肺胞は治ることはないのですか?
A、残念ながら1度壊れたり、変化を起こした肺胞を元に戻すことはできません。なので、早く発見して治療を開始し症状を和らげたり、病気の進行を防ぐことが重要になります。
Q、喫煙はしていないのですが、仕事柄ほこりやちりの多いところで過ごしています。大丈夫でしょうか?
A、日ごろから息切れや咳、痰が続くなどの症状がなければ、ひとまずは大丈夫でしょう。仕事中、マスクを着用するなどの予防は大切になります。もし気になるような症状があれば受診をお勧めします。

 COPDの説明にあとに、理学療法士の小松さんの指導のもと、参加していただいた皆様と一緒に座ってできるCOPD体操をおこないました。COPD体操は呼吸リハビリテーションのひとつで ①筋力強化運動 ②有酸素運動 ③ストレッチの3種類の運動を順番におこないます。詳しい方法についてはバックナンバー2016.7.20第54回看護公開講座の記事をご覧ください。


 体操の後、禁煙希望の方を対象に呼気中一酸化炭素量測定を行い、禁煙外来について説明させていただきました。
COPDの予防・治療の一番の基本は、禁煙です。「たばこをやめたいな。」と思っている方、禁煙成功率の高い禁煙外来受診をお勧めします。当院の禁煙外来は毎週火曜日午後予約制となっております。お気軽にお問合せください。

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