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ホーム  > 健康診断・人間ドック  > 健康診断結果通知票の見方

健康診断結果通知票の見方

本年度より健康診断結果通知票の見方については、紙面からホームページ上への掲載とさせて
いただき常に最新の状態に更新できるように変更させていただきました。

 ※2021年 4月より基準値が一部変更になりました。


計測 / 血圧

健診項目参考基準値検査でわかること
計測BMI18.5~25未満
(基準は22)
体重と身長の関係から算出される肥満度を表す体格指数です。
※BMIの求め方=
体重( )㎏÷身長( )m÷身長( )m
腹囲男性:85㎝未満
女性:90㎝未満
おへその周囲径を測ることで、内臓脂肪の面積を推測することができます。内臓脂肪が過剰にたまると体重が適正であっても糖尿病や心筋梗塞等を引き起こしやすくなります。
視力視力0.7以上近視かどうかわかります。
聴力所見なし難聴の有無や程度がわかります。
1000Hzは低音域、4000Hzは高音域を調べます。
血圧最高血圧
(収縮期)
130mmHg未満血圧は心臓が収縮または拡張した時に血管壁にあたる血液の強さを表しています。
高血圧の状態が続くと動脈硬化を招きやすく心筋梗塞や脳卒中を引き起こす要因となります。
最低血圧
(拡張期)
85mmHg未満

眼科

健診項目参考基準値検査でわかること
眼底検査-緑内障などの病気のほか、高血圧性変化(Wong-Mitchell分類)、糖尿病性変化(改変Davis分類)など病変がないかを調べます。
眼圧検査10~21mmHg空気圧により眼球内圧を測定します。高値では緑内障などの疑いがあります。

血液一般

健診項目参考基準値検査でわかること
白血球数31.0~84.0白血球は体に侵入してきた細菌、ウイルス、異物、有害物等をとらえ、排除する働きがあります。
高値は感染症の疑い、非常に高い値・低い値は血液の病気の疑いがあります。
赤血球数男:400~539
女:360~489
赤血球は酸素を全身の組織や臓器に運び、二酸化炭素を回収して肺に送る役目があります。
高値は多血症、低値は貧血の疑いがあります。
血色素量
(ヘモグロビン)
男:13.1~16.3g/dl
女:12.1~14.5g/dl
ヘモグロビンは赤血球の中の物質で酸素を運ぶ働きをしています。低値は貧血の疑いがあります。
ヘマトクリット
(Ht)
男:38.5~48.9%
女:35.5~43.9%
ヘマトクリットは血液全体に占める赤血球の割合を表します。低値は貧血の疑いがあります。
血小板14.5~32.9血液を固める働きがあります。
低値では出血が止まりにくいことや、高値では血栓を作り血管を詰まらせることになります。
MCV83~100fl赤血球の大きさや濃さを調べその機能や能力を推測する検査です。
貧血の種類を判別するのに使われます。
MCH28~35pg
MCHC31~36%
血清鉄40~199㎍/dl鉄分が足りているか調べる検査です。低値は、鉄欠乏性貧血などが疑われます。
血液像白血球の5つの種類別の比率を調べることで炎症や病原菌による感染などがわかります。

脂質

健診項目参考基準値検査でわかること
総コレステロール140~199㎎/dl総コレステロールはホルモンや細胞膜の材料になります。
多すぎると動脈硬化を起こす原因になります。
中性脂肪
(トリグリセライド)
30~149㎎/dl血液中のエネルギー源で総摂取カロリーが多くなると上昇します。高値が持続すると肥満、脂肪肝、動脈硬化の原因となります。
HDLコレステロール40以上コレステロールの一部で動脈硬化を防ぐ役割を担う善玉コレステロールです。低値は、動脈硬化になりやすいといわれてます。高値は、特殊な病態を除き体に良い状態と考えられます。
LDLコレステロール60~119㎎/dl高値が持続すると動脈硬化が進行し脳梗塞や心筋梗塞の原因となります。
non-HDLコレステロール90~149㎎/dl

健診項目検査でわかること
アミラーゼ50~200U/l糖類を分解する消化酵素です。
おもに膵臓に異常があると値が上昇しますが、飲酒や肥満なども影響します。

肝機能

健診項目検査でわかること
GOT(AST)30U/l以下心筋、骨格筋の細胞に含まれる酵素でこの数値が高いと心臓や筋肉などの臓器の異常や障害が疑われることがあります。
GPT(ALT)30U/l以下ほとんどが肝細胞に含まれ、この数値が高いとアルコール性肝炎、脂肪肝などの肝臓障害が疑われることがあります。とくに内臓脂肪型肥満の人は脂肪肝に注意が必要です。
γ-GTP(γ-GT)50U/l以下肝臓や胆道に障害があると数値が高くなるので肝臓障害の発見の手がかりとなります。
アルコール性肝炎発見の指標にもなります。
ALP38~113U/l高値は、胆汁の排泄に障害がある疑いがあります。
総蛋白6.5~7.9g/dl血液中の蛋白質総量を調べる検査です。肝疾患、腎疾患等で低下します。
アルブミン3.9g/dl以上血液中の蛋白質の中で最も多く含まれる成分で低栄養、肝疾患、腎疾患等で低下します。
A/G比1.0~1.8血液中の蛋白質のうち主な成分であるアルブミンとグロブリンの比率で疾患により比率が変化します。
総ビリルビン1.1㎎/dl以下高値は、肝機能障害や溶血性貧血が疑われます。
LDH124~222U/l体内で糖がエネルギーに変わるときに働く酵素です。
高値では悪性貧血、白血病、心筋梗塞などが疑われます。

糖尿病

健診項目検査でわかること
空腹時血糖100㎎/dl未満絶食状態での血液中のブドウ糖のことで、糖尿病と診断する基準のひとつです。
インスリンが不足したり、作用が足らないと血糖値が下がらなくなります。
ヘモグロビンA1c
(NGSP値)
5.6%未満過去1~2ヶ月の平均的な血糖の状態を知ることができます。
飲食による変動もほとんどないため、糖尿病が疑われたときの検査として有効です。


肝炎

健診項目参考基準値検査でわかること
HBs抗原(-)B型肝炎ウイルス感染の有無を調べます。
HCV抗体(-)C型肝炎ウイルス感染の有無を調べます。

痛風

健診項目参考基準値検査でわかること
尿酸2.1~7.0㎎/dlプリン体という物質の老廃物で、腎臓から尿中に排出されます。
体内で溶けにくく、増えすぎた場合は激痛で知られる痛風などを引き起こします。

腎機能

健診項目参考基準値検査でわかること
尿素窒素20㎎/dl以下腎機能が低下すると値が高くなります。
血清クレアチニンン男:0~1.00㎎/dl
女:0~0.70㎎/dl
蛋白質をエネルギーとして利用したあとに出る老廃物で、腎臓から尿中に排出されます。
高値は腎臓の機能障害が考えられます。
eGFR60.0以上腎機能の状態を調べます。高値では腎機能障害の疑いがあります。

血液検査その他

健診項目参考基準値検査でわかること
RPR(-)梅毒に感染しているかどうか調べます。膠原病や肝臓病でも陽性になる場合があります。
CRP0.30㎎/dl以下体内に炎症が発生していると上昇します。
PSA2.0以下前立腺疾患を調べます。
高値の場合、前立腺がんや前立腺肥大などが疑われます。

尿検査 / 便

健診項目参考基準値検査でわかること
尿検査尿タンパク(-)通常は尿に現れるものではありませんが、腎臓に異常があると出てくることがあります。
尿糖(-)尿中に含まれるブドウ糖を調べます。血糖値が高くなり過ぎると尿にも糖が出てくるようになるため糖尿病の進行具合を判断することができます。
尿潜血(-)尿中に混じるごく微量の血液の有無を調べます。腎炎、尿道炎、尿路結石などで陽性になります。
尿白血球反応(-)尿中に混じる白血球の有無を調べます。
尿路感染症(膀胱炎など)、尿路結石などで陽性になります。
ウロビリノーゲン(±)尿中に混じるウロビリノーゲンの量を調べます。
異常値で肝障害、溶血性黄疸、閉塞性黄疸などが疑われます。
尿PHPH4.8~7.5通常は弱酸性を示しますが、食事の内容や疾患によって酸性やアルカリ性に傾くことがあります。
尿沈渣腎疾患や結石、感染症などを調べる検査です。
便便潜血反応検査(-)便中の血液の有無を調べ、消化管出血の有無を調べます。

脳検査

健診項目検査でわかること
頭部MRI磁気と電磁波により縦横斜めあらゆる方向から脳の断面画像を写し出し、脳梗塞の病変などを発見することができます。
頭部MRA磁気と電磁波により血管を立体画像として撮影し、動脈硬化や動脈瘤を発見することができます。

その他

健診項目参考基準値検査でわかること
肺機能検査肺の換気能力を調べます。
低値では肺結核、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、気管支喘息などが疑われます。
心電図心臓の状態をチェックし、不整脈・心肥大・狭心症・心筋梗塞等がないかを調べます。
これらは生活習慣病と密接に関連がある疾患です。
胸部X線肺の病気の有無、心臓の大きさ・大動脈の異常を調べます。
胃部X線・内視鏡食道・胃・十二指腸の異常がないかを調べます。
腹部超音波肝臓・胆のう・膵臓・腎臓などの異常がないかを調べます。

※当センターの健康診断は日本人間ドック学会、又は全国健康保険協会の生活習慣病予防健診の基準値を参考にしています。

※検査データは1項目が異常値だからといって病気の特定は困難で、症状や他の検査結果をみて医師が判断します。

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